突然の吹雪によって遭難してしまった人々。
険しい森、強い風と雪…
極限状態の中でふと見上げるとそこには不気味にそびえ立つ屋敷があった。
吹雪を凌げると屋敷に避難した人々だったが、その中に人の姿に化けた人狼が紛れ込んでいた。
やがて夜になると人狼は、狼の力を取り戻し、屋敷の中のひとりに襲いかかり喰い殺した。
次の朝、鋭い牙と爪によって引き裂かれた死体が屋敷の床に転がっていた。
その無残な死体を目の当たりにした人々は、この中に人狼がいることを確信した。
人々は人狼が誰かを話し合った。
しかし、話は紛れ込んだ人狼によって簡単に纏まらない。
人狼が誰か分からぬまま時間だけが過ぎていく。
このままでは夜が来て、また誰かが襲われてしまう。
そこで、人々は投票によって一番怪しい人ひとりを選出し、日が落ちる前に処刑することにした。
もし処刑された人物が人狼ならば、その夜から誰も襲われることはない。
しかし、もし人狼でない者を処刑すれば、その夜もまた誰かが襲われることになる。
吹雪の収まる気配はない。
人と人狼の生き残りを賭けた戦いが今はじまる!
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